自転車の交通違反と切符と口コミから見る世間の本音

自転車に関する交通違反の取り締まりが新たに変わることになりました。
これは、自転車の事故が増え続けていることへの対策として、警察庁が導入を計画しているものです。ここでは、これから導入される制度について、その内容や背景を解説して、それに対する世間の口コミをまとめてみました。

青切符の対象となる利用者
対象となる違反
重大な違反に対する「赤切符」
取締りの背景
導入の時期
世間の口コミまとめ

青切符の対象となる利用者

「青切符」による取締りの対象となるのは16歳以上の自転車利用者です。これは、最低限の交通ルールを理解していると見なされる年齢であり、原付き免許を取得できる年齢でもあるため、責任を持って違反を避けることが期待されます。

対象となる違反

「青切符」の対象となる違反は100余りあり、中でも重点的に取り締まられるのは事故につながる重大な違反行為です。これには以下のような行為が含まれます。

信号無視
一時不停止
右側通行などの通行区分違反
自転車の通行が禁止されている場所を通ること
遮断機が下りている踏切に立ち入ること
歩道を通行する際の徐行違反
ブレーキが利かない自転車の使用
携帯電話の使用中の運転
傘を差したりイヤホンを付けたりしながらの運転

重大な違反に対する「赤切符」

一方で、より重大な違反、例えば酒酔い運転や酒気帯び運転、携帯電話を使用しながらの危険な運転については、「赤切符」が交付され、刑事罰の対象となります。

取締りの背景

この新しい制度の背景には、全体的に交通事故の件数が減少している中で、自転車関連の事故が増加している現状があります。特に自転車側に交通違反があった死亡・重傷事故が多く、実効性のある取締りや啓発が必要とされています。

導入の時期

警察庁は、来年の通常国会にこの制度の改正案を提出し、2026年からの運用を目指しています。
自転車利用者や一般の交通参加者にとって重要なものです。自転車による交通違反の減少と安全な道路利用のために、この新しい「青切符」制度の理解と遵守が求められます。

世間の口コミまとめ

自転車を取り巻く、いろんな立場の目線に沿って口コミをまとめてみました。

自転車と車両の事故経験
自転車に乗る高齢の女性が急に道に飛び出し、危うく衝突しそうになった経験がある。全力ブレーキで避けたが、女性は無視して去っていった。事故時の過失相殺も、他の乗り物と同様にしてほしい。
自転車利用者の視点
逆走は非常に危険であり、車道を走る時は道路状態の悪さに注意が必要。車を運転する際は、自転車の立場を理解し、安全に追い越すよう心がけている。
交通ルールの徹底
自転車の一時停止違反や確認せずに横断する行為が目立つ。車道を走る以上は交通ルールを徹底的に守る必要がある。
違反取り締まりの実施
法整備はありがたいが、現場の警察官が適切に取り締まりを行うかが問題。無灯火、逆走、信号無視などの違反行為を見ても注意されないことが多い。
母親としての懸念
毎日子供を乗せて自転車に乗るが、ルールは守っているものの、安全のために狭い道路や交通量が多い場所では歩道を走ることがある。自転車専用レーンの整備が必要だと感じる。
携帯ながら運転の危険性
田舎に住んでいて、学生の携帯ながら運転をよく見かける。事故には至っていないが、青切符導入でこのような運転が減少することを期待している。
電動キックボードの問題
自転車よりも電動キックボードの規制が必要だと感じている。交差点での無視や歩道を高速で走る行為など、安全確認が大変で警察の指導を強化してほしい。
自転車の違反厳罰化の過去
以前自転車の違反が厳罰化された際、周知と指導強化が効果的だった。しかしその後、ルールが再び緩くなり違反や無謀運転が増加している。定期的な講習の義務化を求める声もある。